時代は教育勅語ということで

 この数ヵ月、ずいぶんと教育勅語が新聞などで報道されています。国会の質問書だけでもかなりの点数に上ります。そんな教育勅語が分かりやすく載っている本ということで、弊社の新刊『道徳科教育講義』の自慢です。

 本著は、弊社既刊の『道徳教育講義』や、その改訂版の『新版 道徳教育講義』の全面改訂版で、小学校では2018(平成30)年度から、中学校では2019(平成31)年度から実施される「特別の教科である道徳」(「道徳科」や「特別の教科 道徳」とも言います)の対応版です。
 1章分が教育勅語の全文解釈にあてられ、「第4章 教育勅語にみる道徳」で、第1節「教育勅語の読解」と第2節「教育勅語の道徳の構造」で教育勅語の制定過程から解釈書、その戦時下に至る変化までが描かれ、さらに一字一句の解説もされています。
 修身科と呼ばれた戦前の道徳の、教員向け教科書は教育勅語の解釈は必須項目だったのですが、戦後では簡単な現代語訳や経緯が中心で、全文解釈が大学の教員養成テキストに載ることはまれでした。
 そんなことで、教育関係者のあいだで、本書が参考されることも多くなっていて、おすすめの一冊です。

〔ケロT取締役〕

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