図版サーチ/犯人探し

ここ数日、著者から提示された50点あまりの掲載予定の図版について、掲載の可否をチェックする作業をしている。
テキスト原稿と照合しながら、適切な図版か、出典は明示されているか・・・
もちろん、高額な使用料が発生するものはご遠慮願い、代案を出す。
こうした作業は一気にやらないと公平性が保たれない、というと大袈裟だけど、
ある種の「ノリ」がなければ逡巡するばかりで、何がなんだかわからなくなってしまうのだ。
ほかの仕事もあるので、1日に片づけられるのは20点が限度だろうか。

1885年、ローバー安全型自転車。
著者の先生から提示されたサイトをのぞいてみると、失礼ながらシロートのご趣味のようで・・・
ほんまにこれ、そうなんかい?と疑いたくなる。うーん。。。ダメ元で、
「Rover 1885 bicycle museum」で検索。
おっ! 出ました、出ました。
面白いなぁ、イギリスの博物館! 宝探しの旅である。

そこに営業ズッチが、編集の部屋でゴソゴソ探し物を始めた。
「何を探しておるのぢゃ?」と声をかけると、あるファイルを探しているという。
そのファイルは触ってないよ。
「犯人は私ではない」と先に弁明をする←過去に疑われた経験あり(笑

今日の作業もそろそろ終わりかと思う頃に、今度は呑猫が「急須がない、四角のお盆もない」とブツブツ。
ズッチとピロイも、一緒になって探している。
「ヘンですねぇ、流しのところにもありませんでした」

はっ!
先週の金曜日、応接室のケロT取締役にお茶を出したのはハムコである。
応接室はいま、臨時の作品置場になっているため、ドアは閉鎖されている。
が、ヒミツのドアがあって、通常は開かないことになってるけど、そぉーっと力を込めて押すと、20センチくらいは開く。

やっぱり!
机のすみに、お盆に鎮座する急須を発見。
自慢ではないが、かなり狭いところを通り抜けるのは得意である。
密かに忍び込んで、コソ泥のごとくお盆と急須を撤収。
冒険の旅はつづく。
(編集:ハムコ)

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