展覧会:池田俊彦 + 杢谷圭章 「monophony/polyphony」

今日は、ムサビ版が出身の作家、杢谷圭章さんが出品する展覧会をご紹介。

「池田俊彦 + 杢谷圭章 『monophony/polyphony』」

会期:2023年8月25日(金)― 2023年9月9日(土)
   ※日曜日、月曜日、祝日は休廊
時間:12:00−18:00
会場:CLEAR GALLERY TOKYO
   東京都港区六本木7-18-8 岸田ビル2F

オープニングパーティー :2023年8月25日(金) 17:00−19:00

「池田俊彦と杢谷圭章は共に銅版画を主な表現手段に選んだ同世代のアーティストです。しかし彼らが描き出す世界は全く違う表象を持っています。銅版画の古典技法スティプリングと呼ばれる白と黒の点描法で、西洋の伝統的な思想『死を想え/メメントモリ』を現代的な高齢化問題とリンクさせて異形の人体造形を創造し続ける池田。一方、立体的に浸透する腐食の作用によって産み出された鮮やかな色相と直接銅板に刻み込まれた鋭利な線によって、分解された図像を版というレイヤーで再構築して現代絵画の方法論を銅版画へと落とし込もうと試みる杢谷。伝統と現代、白黒と極彩色、一見銅版画の両極で創作を続けている2人ですが、通底する表現の軸、思考する方向性は共通しています。それは銅という金属板に刻み付けられた痕跡からイメージや思考を汲み上げ、それを強力なプレス圧を使って紙という平面に立体的に定着させこの世に実体化させたいという強い願望です。」(ギャラリーwebサイトより)

ギャラリーwebサイト → こちら

まだまだ暑い日が続きそうですが、是非、お出掛けください。

(編集:凹山人)

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