そして、東南アジアへ

来春刊行の『東洋美術史』。
各エリアそれぞれの専門家に御執筆をお願いしているため
まずは監修の朴先生に目を通していただき
全体のバランスをはかる作業をしています。
こうしてハムコは「インドの旅」を経て
いま、「東南アジアの旅」の最中です。

「インドの旅」はつらかった。
しかし、この旅はなんども、ぐるぐる経巡らねばならない。
まだ1回目なのだ!
インドのなにがツライって、ジャイナ教です。
ヒンドゥー教、仏教については、調べると初学者むけの本や
Webでの情報がありますが、ジャイナ教はなかなかない。
(そもそも、手軽な「インド美術史」がない!
 もちろん、一筋縄ではいかない分野ですが)
そうなると、巻頭にはどのような総論が必要で、
巻末の用語解説には何をいれるべきなか、ということが
だんだん明確になってくる。そういう「旅」なのです。
MAUP『東洋美術史』は、ムサビ通信教育課程の教科書。
美大で2単位の「東洋美術史」を独学するための本ながら、
汎用性は高いのではないかしらん。

インドに行ったことがないハムコ。だからインドが遠いの。
「百聞は一見にしかず」とはよくいったもので、
カンボジア、タイ、ベトナムには、それぞれほんの数日いただけ
なのに、まったく親しみがちがう。
この「親しみ」をどうやって誌上でつくるか、
それも「旅」のポイントであります。巡礼はつづく・・・

しかし、巡礼する編集者は途中でいきなりおうちに帰って、
まったく別の仕事もしているのです。
クリスマスに、画期的なワークショップに関する本ができる予定。
メリー・ベリー・クリスマス!
[編集:ハムコ]

コメント

  1. t:eeh より:

    そういえば、ここ10日ほどハムコの席から「うぅ…インド」という声と、ヴァシャ???ダルヴィーシャ??q@.4@E¥☆##☁d’4@#d’*§☂というよく聞き取れない呟きが時々は聞こえていたのでした。
    今日、初めて馴染みのある大乗仏教・小乗仏教という言葉が聞こえてきました。小乗仏教とはなんぞやというハムコの説明を聞きながら、インドってカオス…もとい豊饒であると思ったのでした。
    東洋美術史、すごく面白そうなんですど。

  2. ハムコ より:

    いつもうるさくてごめんね。セッチャマンアウン・パゴダ、シュウェーダゴン・パゴダ、いまはミャンマーの旅です。たのしいですぅぅぅ・・・