冬のバラ

遮眼帯をかけた馬なみに、ここしばらく暮らしてます。いい歳なのに、馬なみって…。第4コーナーを駆け抜けてゆく馬は胸躍るほどに美しいですが、人が馬並みって、美しくはないな。

冬のバラが咲いてます。


今の家に引っ越したとき、引っ越し祝いに何がいい?と聞かれ、物干竿が欲しいと言った私。物干竿って…、もう少し別の物はないのかねと叱られ、じゃあ、つるバラをくださいと答え、そしてつるバラのなかでも名花といわれているらしい「つるフラウ・ドルシュキ」がやってきた。写真はドルシュキではなくてピエール・ド・ロンサール。
以来ほぼ10年。調子にのってつるバラをどんどん植えて、とんでもない状況に陥りつつあります。夏になると茨姫のお城なみにすごいよ。言い過ぎだけど。

例年よりたくさん咲いて、色も濃い。暖かかったせいなのか、なんなのか。まぁ、今年の春はバラどころではなかったので、冬のバラでも堪能してごらんということならうれしいかな。

それでもバラは咲くのか、と複雑な思いで見上げた今年の春。植物の生命力は凄い。なにがあっても花は咲く。来年の春も再来年の春も。ずっとずっと。人が生きた跡を覆い尽くすほどに。

茨姫のお城は100年だったっけ?  そこまでいかなくとも、少なくとも泥棒避けにはなってるね。

編集:t:eeh

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