ひらくの?とじるの?
本日は啓蟄です。啓蟄に因んでのいぬ・ねこ・かえるネタならいくらでもあるのですが、そればかりでは肩身が狭いので、ただいま深く細かな作業に潜行中にて、その話題です。1冊の本の文字遣いをどうするか。たとえば、「大きな、おおきな」「さまざま、様々」「など、等」いちばん困るのが「作る、創る、造る、つくる」。小説もしくはエッセイならば著者のニュアンスで「おおきい」を「巨」と書くのもありですが(ありなんです。かなり年代物の小柳司気太・著『新修漢和大字典』によりますと)、教科書の場合はそういうわけにもいきません。「つくる」の場合。ものによって漢字を使い分けたい、創造性とかオリジナリティのある制作は「創る」、手...