いぬ・ねこ・かえる

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マジックワード

先日、妹の子の3ヶ月健診に付いて行ってきました。生後3ヶ月の姪っ子。首の後ろにあざがあって、なかなか消えないことを気にしてた妹。助産師さんに相談したところ…「コウノトリのクチバシの跡よ。忘れたころに自然と消えてるから、大丈夫。」……わぁ。この期に及んで、まさかのコウノトリ登場!コウノトリが連れて来た説、健在⁉と思いつつも、そういう発想、言葉のチョイス、なんかいいなぁ…と。ちょっとワクワクしたというか、事実のその先がキラキラした出来事でした。そんなふうに、「?」の正体をワクワクさせるような、「?」に物語を見いだしていくような言葉を、サラッと言えたらいいな…ベビーにあざはつきものだそうな…全部、コ...
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特別支援教育は「特別」ではない

『美術教育の題材開発』は、ただいま印刷中です。この本は、18人の著者がいらっしゃいますが、最初にお原稿をいただいたのは、第5章の特別支援教育における美術教育に関するものでした。「特別」ですから、緊張して拝読しました。しかし、先生が普段からじっと生徒たちを見守り、なにができるか、どうしたら達成感を得られるのか、とにかく生徒に寄り添うようにじっと考える先生の姿に感動し、いまわたしがつくろうとしている教科書の立ち位置を確認するうえで、じつに貴重なお原稿でした。ちっとも「特別」ではありません。ごく当たり前の、あるべき教師の姿がありました。こういうセンセイになりたい!とおもいました。そして、こういうセン...
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たい焼き × いちごミルク = 降参

行きつけのたい焼き屋さんのたい焼きに…なんと…期間限定で…いちごミルク味がーーー‼‼‘限定’というワードの魔法に見事にかかるし〜(>__
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がんばれ、パピルス!

屋外で3年目の越冬中の、我が家のパピルスです。出版に携わるものが敬意を表するべき対象は、グーテンベルグ様や蔡倫様などた沢山いらっしゃいますが、植物でいえば、コウゾ、ミツマタよりも、やっぱりパピルスでしょう。 私はカヤツリグサ科の植物が大好きで、研究室でも自宅でも、何種類か育てています。荒れ地でも湿地でも生きていく雑草、カヤツリグサの生命力が大好きですが、このパピルスは日照や温度など本当に難しい。カヤツリグサなのに、ファラオ並みのわがままさです。室内だと大物過ぎて日照不足だし、日本の屋外では霜が降りる前に枯れます。 そこで日の当たるデッキの水瓶で、キンギョ用の低温のヒータを入れて、根元だけでも枯...
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帰りがけに☆ずっちが「今日のブーはt:ee...」と言ったような気がした。赤字の記入に没頭していたにも関わらず、「ブー...」という言葉は耳に入る。先週書いたばっかだよん、と確認したら間違いなくt:eehでした。がちょん...。そんなわけでピロイちゃん、わたしも織・音という字が好きです。織には糸と音が入ってますが、右端の戈の読みは「ほこ」で常用漢字だと矛と書くのかな。布を織るときに板杼という道具で織機に横糸を通していくんだよ。てことは、「織」はカタンコトンという音とともに杼(戈)でヨコ糸を通してきれいな布を織り上げる、というあたりまえの解釈と、杼(戈)を使って、音を編むように糸を編み上げて一枚...
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はじまり

クリスマスとお正月と誕生日を一緒くたにされる山羊座の宿命。わかってますとも。もう長い間。年末年始の2大イベントによって、誕生日が見事に薄れること…(笑)それでもいっぱいお祝いメールなど、お言葉など、ありがとうございました。何歳だって、祝っていただけたらやっぱり嬉しいものですね。…にしても、いつも真っ先にメールくれる母からメールないな。どうしたのかな…気になって電話を。「私、生まれてみたけど…」誕生日を、母に自己申告。「…あ!あなた今日だったわね!今メールしようとしてたとこ!」いやいやいやいや……今「…あ!」って言ってたし…。…あ!=忘れてただから。姉と妹の間で忘れられがちな、中間子という宿命。...
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大きく育つカエルの木

 自宅では余り生き物を育てないようにしているが、なぜか鉢植えの植物をもらうことが多い。もらったものは大切にしないといけないので、大切にしているうちに巨大化することがある。 怪しげな実から芽が出ていて、そこに小さなカエルの置物が鎮座するという小さなガラスの入れ物を二年前にもらった。申し訳ないことに何度もその葉がおちて、枯れてしまった。 そうなると家業の植木屋の看板にかけて、水や温度や光を調整してしまうので、なぜか復活する。この木の場合は当初のカエルの置物の付属物のおもかげはなく、窓際を天井まで占拠してしまった。 現在の謎は、このゴムっぽい植物の名前が何かと言うことである。 さて、昨年末の一番の吉...
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仕事はじめ

遅ればせながら新年のご挨拶を申し上げます。昨年同様に、本年もご指導ご鞭撻を賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。さて、本日から仕事はじめの方も多いことと存じます。昨年末から「終わらない」状態。疲れ果てた1日の朝、ベランダを見ると椿が咲いていました。ながいこと堅い堅いつぼみだった椿に春がきた!というわけで嬉しくなり、元日から『美術教育の題材開発』のゲラをひろげました。本文のおわりが412ページ。あらら、416ページの予定だったけれど、参考文献に著者略歴、奥付が入ると無理だなぁ。(なにしろ著者は17名)なかなかユニークな教科書になりそうです。この教科書もあと一カ月もすれば手を離れ、そのまた次...
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咲いた咲いた

吉祥寺駅からMAUPまで、毎朝、ほぼ同じ道を歩きます。その途中、細い路地に軒先の小さな棚の上で鉢物を販売しているお宅があります。商品は草物、樹木、観葉植物などさまざま。どれも小さいものばかりで、お代も100円から高くても500円と手頃。短い期間でちょっとずつ顔ぶれが変わるので、棚の前を通るときに横目でながめてはチェックしています。そして、そう頻繁にではありませんが、気になるものが並んでいると、代金を備えつけの箱にいれてお買い上げ。最近も多肉植物をぽつぽつといただいてきたのですが、今日もつぼみがついた一鉢が眼にとまり、思わずチャリン。名札には「四海波」とあります。MAUPにつくと明るい窓辺にほか...
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保田書簡「特装本」ブックケース

週末に、大阪・堺に行きました。『保田龍門・保田春彦往復書簡1958-1965』出版記念展が龍門先生のアトリエで開かれています。和歌山大学を定年退職した1959年、自宅の隣に建てられた小さなアトリエの心地よいこと!いわゆるモダニズム建築というべきシンプルな空間。龍門先生の終焉の場でもあります。さて、書簡集「特装本」ブックケースができました!(下手な写真で公開するのが忍びない・・・)表が若き春彦先生、裏が晩年の龍門先生。おもわず、表をみて、裏をみて、中をのぞく。特装本には春彦先生の描き下ろし素描が付いています。わずかに残部がありますので、どうぞお問い合わせください![編集:ハムコ]