三月の椿

昨日のブー当番でピロイも書いてましたが、2月末の雨を境に、草木の芽がムクムク伸び、さらにこの2〜3日の暖かさで春本番の準備は整ったなというかんじです。
でも油断はしない。暑さ寒さも彼岸までと言いますしね。
寒い寒い冬に花盛りの春を思い、あともうちょっと、がんばれ、がんばれと思う時間がわりと好きであったりするのですが、そんなときはたいてい椿が咲いている。今年の椿は少し遅れたものの2月末の雨で一気に咲きました。


今年は中段から咲き始め、地面に近い花が咲く頃には中段の花が落ち、まるで供物のように地を飾る。
7年前から椿は弔の花になりました。t:eehにとって、ですけど。
あまりに多くの死者のかなしみとともに、7年前の今日も悪夢のような日々は続いていた。
咲いて咲いて、散って散って、地面を埋めるほどに散り敷いた椿の姿を見るたびに忘れないぞと思い、そしてアンセルム・キーファーのいくつかの作品を思い出す。

編集:t:eeh

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