電子と紙の話

t:eehが編集作業にはじめてコンピュータを使ったのは1992年頃です。これはたぶんとても遅いはずです。

それから10年もしないうちに文字、画像ともにデータ入力・入稿が当たり前のこととなり、いまじゃコンピュータなしで本作れないよ、と電気音痴のt:eehですら思う昨今。「編集の仕事は鉛筆1本と原稿用紙あればできるから」と信じていた時代からたったの20年。

ポジフィルムはトレスコ(トレーススコープ)でアタリをとるのですが、毎日下を向いてアタリばっかりとっていたので蓄膿症になっちゃったと苦笑いしていたデザイナーもいました。

電子書籍を購入(ダウンロード)してみました。紙の書物のスタイルを踏襲してはじまりから終わりまで一つの時間軸でシンプルに読み進めるもの、カードをシャッフルするように読み進めるもの。ビデオテープとDVDの違い? という稚拙な感想を持ったt:eehです。

電子書籍ならではの可読性の良さとか構成の面白さ、コンテンツの立て方を考えているという話をデザイナーから聞いたのは去年の夏でした。

それ以外にも、具体的な制作レベルでクリアしなきゃいけない課題もたくさんあるはずです。紙の書物と電子書籍と。どんなふうに共存していくのだろうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ユリの木に咲くユリの花です。そしてユリの木はこんなに大きい。後ろに見えるのは東京国立博物館本館です。

知識の編み方、積み上げ方。いろいろあるなぁと思う今日このごろでありました。

編集:t:eeh

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