4月発売『絵画組成 絵具が語りはじめるとき』

「絵画組成」と書いて「かいがそせい」と読む。
馴染みのない言葉で、初めて聞かれる方も多いのでは。。。

ムサビ油絵学科の中には「絵画組成室」があります。
フレスコ、テンペラと聞いて「ああ、古典技法をやってるところね」
という反応も多いと思います。
北方ルネサンス技法、イタリアルネサンス技法、
ヴェネツィア派以降17世紀オランダの油彩技法まで、
古典技法を通じて各時代の絵画の構築と思考法を学ぶ、
それがムサビの絵画組成です。

絵画組成の授業は大部屋で、6人掛けのテーブルの上に作品をのせて制作します。
まさに「工房」で、よくもまぁ、こんなに狭いところで喧嘩もせずに黙黙と作業をするもんだ、と見るたびに感心します。
一方、普段の授業は、アトリエに学生がひとりずつイーゼルをたてて描いているところに、先生方がその横に立って静かに話をする、それが「授業」です。徹底的な個別指導。

そんな両極端な授業を1冊にまとめたのが『絵画組成 絵具が語りはじめるとき』です。
プリンティングなう。来週の色校が楽しみでもあり、恐くもあり。。。
A5判、264ページ、ほとんどカラー、本体価格3200円。
どうぞお楽しみに!

[編集:ハムコ]

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