本のスリップレスの話

 2月末までに納品する5冊と3月末までに納品する2冊
の合計7冊の刊行に向け鋭意制作中のMAUPです。
毎日、熱気ある職場で、寒さなんてまったく感じないです。

 この刊行から変更を予定していることとして、
書籍にはさみこんでいるスリップ
(=売上スリップ、売上カード、注文カード、短冊、ぼうず)について、
芸術系ジャンルをのぞいた書籍で、省略させていただくことになりました。

 いつも伺う書店さんに、スリップの要・不要を尋ねたところ、
すこし食い気味に「うちは無くても困りません」とのことでした。
いま多くの書店さんでは、売上管理や補充注文などはPOSという
デジタルで管理することで、ほとんどスリップは使っていないとのことでした。
 ただ美術館などにあるミュージアムショップさんでは、いまも管理などに使用している
というお話があり、ミュージアムショップさんで扱われる可能性のある芸術系ジャンルを
除き、重版分は、スリップレスとさせていただきたく準備をしています。

 既刊はスリップが着いたままですが、それらもスリップの在庫がなくなり次第、
省略をさせていただくことになります。

 以前、小さな町の書店さんから近隣の学校で教科書採用で売れた分の
短冊をお送りいただいたことがございました。
スリップ一枚一枚に販売していただた書店さんの思いが伝わってきて、
感謝せずにいられず、あたたかい気持ちになったことを思い出します。
物質の重みも大事なんですよね。
少しさびしくなりますが、なにとぞご理解くださいますようよろしくお願いいたします。

[営業zucchi]

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