新春のお慶びを申し上げます

みなさま、佳き年をお迎えのことと存じます。
昨年4月、社名変更や取締役の交代があり、小さなムサビ出版局は大揺れの1年でした。
それゆえに著者の先生方、読者のみなさま、関係各位のご支援を、より一層ひしひしと感じる1年でもありました。
まことにありがとうございました。ますますのご指導ご鞭撻をお願い申し上げます。

昨年4月は、いつも通りに教科書からスタート。
『絵画の表現』は、昨年刊行の『絵画の材料』と両輪をなす、ムサビ通信「油絵」のまさに大黒柱。

『モノと空間を考える』は、デザイン系のコース再編に伴って編まれた「環境形成デザイン」の基幹書。

『チーム学校の教師論』は、精神論で語られがちな「あるべき教師像」を否定し、法令本文から教員の役割と職務内容を解説する良書。現役の先生方にもオススメします。

『編集をひもとく』は、造形文化科目(一般教養)「編集論」の教科書。こんな科目があるのが、ムサビ通信のいいところです。

『イメージかモノか』は、高島直之先生の「待ってました!」と言いたくなる評論集。

『ぺらぺらの彫刻』は、彫刻の本をつくりたかった(願いが叶った)ハムコ渾身の1冊。1月23日には、9名の著者による「ペラペラ語る会」が開催されます。彫刻家は喋らなさ過ぎる、という定説を覆す日になるでしょう!

『民俗学 ヴァネキュラー編』は、ちょうど去年の今頃いただいた加藤幸治先生からのメールがスタート。オンライン授業から生まれた画期的な1冊。

昨年のトリ『雲仙普賢岳 被災民家跡を発掘する』は、64ページの予定が176ページなってしまいましたが、そりゃそうですよ、大浦一志先生の25年にわたる活動の軌跡ですもの!

社名変更の際には、奥付に「武蔵野美術大学出版局」の名前を残すことが最大のミッションと心得て、これは何とか死守できました。あとは粛々と本づくりするのみです。
寅年の本年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。
(編集:ハムコ)

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